New Tour!
<蔵王温泉> わかんで歩く!蔵王・冬の絶景ツアー
2026年2月21~ 23日(土日月(祝))(2泊3日)
山形県山形市
「わかん」で歩く白銀の世界へ!
氷瀑・樹氷・霧氷——蔵王の冬の絶景をまるごと体験。
冬の蔵王を「わかん(輪かん)」で歩く特別な2泊3日の旅。
青く輝く氷瀑「仙人沢アイスガーデン」、巨大な樹氷「スノーモンスター」、そして霧氷のきらめくブナ林——。
雪と氷がつくり出す絶景を楽しめる冬の自然体験ツアーです。
わかん(輪かん)とは?
「わかん」は、雪の上を沈まずに歩くための、日本の伝統的な雪上歩行具です。「わかんじき」とも呼ばれ、スノーシューよりも小さく軽く、小回りがきくのが特徴。深い雪の中でもスイスイと歩ける、まさに雪国の知恵が詰まった道具です。現在はアルミ製のものが主流ですが、昔ながらの「わかん」は木や竹を曲げて輪をつくり、縄で丁寧に結んで仕上げます。素朴でありながら機能的な、美しい日本の伝統道具です。
今回のツアーでは、江戸時代から受け継がれてきた技と自然の調和を体感できる、貴重な雪上体験をできます!初日には「わかんじき」レッスンを行い、自分でわかんを履けるように結び方を学んだあと、山麓の散策コースへ短いスノーハイクに出かけます。

2日目はタクシーで蔵王ライザワールドに移動し、リフトを乗り継いで山の上へ向かいます。スキー場エリアを離れ、銀世界に包まれた静かな森の奥へ進むと、目的地「仙人沢アイスガーデン」が現れます。
青く透きとおる氷柱やカーテンのように広がる氷壁が淡いブルーやエメラルド色に輝き、その美しさは息をのむほど。幻想的なその光景は、まさに自然が創り出す冬の奇跡です!
帰りは樹氷高原を歩きながら、途中でスノースライダー(雪の滑り台!)を楽しんだり、雪の世界を思いきり満喫しながら下山します。
★氷瀑(ひょうばく)とは?
「氷瀑」とは、滝が冬の寒さで凍りついてできた氷の壁のこと。流れ落ちる水が少しずつ凍り、氷柱や氷のカーテンとなって滝全体を包み込みます。冬の大自然が生み出す、まるで氷の芸術です。
3日目はいよいよ蔵王ロープウェイに乗って、標高1,661mの地蔵岳山頂駅へ!
ゴンドラを降りると、そこは一面まっ白な世界。
まずは雪に包まれた「お地蔵さん」にお参りしてから、「スノーモンスター」の森へ出発です。雪と氷に覆われた木々が立ち並び、まるで白い怪物たちが並んでいるよう!
高さ5メートルを超える樹氷は迫力満点で、光を受けて青白く輝く姿は思わず息をのむ美しさです。樹氷原を抜けると、やがて静かなブナ林に入ります。枝に氷の結晶がきらきらと輝く「霧氷(むひょう)」の森は、まるでガラス細工の世界。蔵王の自然がつくり出す冬の絶景を、ゆっくり歩きながら楽しみましょう。
★「スノーモンスター」とは?!
「スノーモンスター」とは、蔵王の冬を象徴する不思議な自然現象です。正式には「樹氷(じゅひょう)」と呼ばれ、アオモリトドマツという木々に雪と氷が何層にも重なり、巨大な白い怪物のような姿になることから、親しみを込めて「スノーモンスター」と呼ばれています。強い季節風と雪、氷点下の湿った空気という厳しい条件が重なることでしか生まれないモンスターなのです。
今回のツアーでは、下記写真のような木でできた「わかん」を履いて歩きます。ここで少しだけ、その「わかん」の作り方を紹介します♪
ステップ① 山へ行き、ちょうどよい太さの木の枝を探します。
ステップ② 薪を燃やしてお湯を沸かし、沸騰したお湯に木を入れて柔らかくなるまで茹でます。
ステップ③ 木を取り出し、折れないように気をつけながら、丁寧に少しづつ曲げていきます。
ステップ④ 2本の枝を曲げて重ね合わせ、ロープでしっかりと結びます。
ステップ⑤ 木が完全に乾くまで数ヶ月待てば、完成!
Handmade by 蔵王山岳ガイド、山口勝美氏
雪に包まれた冬の旅にぴったりな、蔵王温泉の隠れ宿「えびや旅館」に泊まります。100%自家源泉の掛け流し硫黄泉が湧き出る、山里の温泉宿です。温もりあるおもてなし、そして山形ならではの旬の食材を使った郷土料理が夕食に並ぶ、居心地が良い「小さな湯宿」です。温泉街の中心にあり、湯上がりのそぞろ歩きも楽しい立地です。一日の終わりにはあたたかいお湯に浸かって、旅の疲れを癒しましょう。
| 集合 |
2026年2月21日(土) 11:00 蔵王温泉バスターミナル バスターミナルで集合してから宿へ向かいます(徒歩5分) |
| 解散 |
2026年2月23日(月祝) 16:00 蔵王温泉バスターミナル 15時までに下山する予定です。バスに乗る前に蔵王温泉街で温泉に入っていくことができます。 |
| アクセス |
公共交通機関 ★3連休は混み合いますので、新幹線の切符は早めに取っておくのがおすすめです。(1ヵ月+1週間前から予約できます)
《往路》2/21(土) 7:12 東京発→9:53 JR山形着(JR新幹線つばさ123号・新庄行き) 10:20 山形駅前発→10:57 蔵王温泉バスターミナル着(山交バス・山形−蔵王温泉線/蔵王温泉バスターミナル行き) バスは1番乗り場より乗車(所要約40分)
《復路》2/23(月祝) 16:20 蔵王温泉バスターミナル発→17:05 山形駅前着(山交バス・山形−蔵王温泉線/山形駅行き) 17:32 山形駅発→20:28 東京駅着 (JR新幹線つばさ192号)または 18:05 山形駅発→20:48 東京駅着(JR新幹線つばさ156号)
山交バス:バスの切符は事前予約できないので、当日バス乗り場でご購入ください。(バス代 1200円 (2025年11月時点))
車 東京からのアクセス情報:川口JCTより約344km 約4時間10分 川口JCT-東北自動車道-福島JCT-東北中央自動車道-山形上山I.C-県道21号線-蔵王温泉 えびや旅館に駐車場あります(駐車場へのアクセス:https://zao-ebiya.com/access.php) 冬季なのでスタッドレスタイヤの装着は必須です。 |
| コース |
1日目:山麓散策コース。「わかん」レッスンで履き方、歩き方を練習します 2日目:仙人沢アイスガーデン氷瀑&樹氷高原コース 3日目:蔵王スノーモンスター樹氷コース 天候によってコースが変更なることもありますのでご了承ください。
難易度(2&3日目): 体力 ★★★☆☆ 技術 ★★☆☆☆(初日に「わかん」を履いて麓コースで足慣らしをします) 各コース5時間ほど歩きます。 |
| 宿泊 |
えびや旅館~100%源泉かけながしの「小さな湯宿」~ 宿泊料金:40,000円(税込み) (1泊2食付き x 2泊: 20,000円/泊) ・お部屋は 3~4人様での相部屋です。 ・宿泊代は現地で旅館に直接支払いとなります。 |
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装備・持ち物 |
わかん:参加費にはわかんのレンタル代が含まれています。
トレッキングポール:蔵王の雪はとても深いため、トレッキングポールは必須です。お持ちの方はご持参ください。お持ちでない方はレンタルもありますので、事前にお申込みください。(レンタル代: 1500円/3日間[1日500円]) ※数に限りがありますので、ポールが必要な方はお早目にお申込みください。
雪山装備: 防寒ウェア(ダウン・フリース・手袋・帽子) スキーゴーグルまたはサングラス 軽アイゼン 防水スパッツ 行動食・水筒・温かい飲み物など 雪山装備と持ち物の詳細は、スノーシュートレッキングのプログラムページをご確認ください。 |
| ガイド |
北村ポーリン 奥山靖春 (地元ガイド) |
| 参加費 |
37,000円 (税込み) 含まれるもの: わかんレンタル代(3日間)、ナビゲーター料、保険料 含まれないもの: 宿泊費、昼食・行動食、リフト/ロープウェイ代(2日目2000円、3日目2200円 ※)、タクシー代(2日目にタクシー利用、参加者で割り勘) 定員:15名 (先着順) ※2025年時点での料金です |
| お申込み |
2025年11月5日(水)~2025年1月15日(木) 支払い方法: 銀行振込のみ ※参加費の振込み確認をもって受付完了となります。 お申込み時にポールのレンタルにお申込みできます。 |
北村ポーリン
アドベンチャーディバズ代表
カナダ生まれ、カナダ育ちの日系3世カナダ人。10代~20代はカナダの大自然の中でのウィルダネスバックパッキングに夢中になり、山遊びに没頭。来日してからは日本の美しい山と自然の素晴らしさに魅かれ、また山遊びに没頭(笑)自然の中で過ごす楽しさを、ぜひみんなにも体験してもらいたくアドベンチャーディバズを立ち上げた。特に深いふかふかの雪が大好き!一緒にWINTER&SNOWを楽しみましょう~♪
ポーリンからのコメント:
日本にはもう長く住んでいますが(雪の少ない東京に)、雪を見るとやはりカナダ人の血が騒ぎ、真っ白な雪の中を走り回ってはしゃぎたくなります!これまでスノーシューやスキー、アイゼンなどで雪山を歩いてきましたが、NHKワールドの番組に出演した際に、日本ならではの「輪かんじき」と出会い、蔵王の樹氷高原を歩きました。その魅力にすっかりとりつかれ、この感動をぜひ皆さんにも味わっていただきたく今年「蔵王わかんツアー」を企画しました。どうぞお楽しみに!
奥山靖春
蔵王山岳インストラクター(蔵王登山ガイド協会)、蔵王スキーパトロール隊員
蔵王エリアを熟知した、雪山経験豊富の地元ガイド。とにかく明るくて面白い!楽しい!そして何より、一緒に歩いていて安心できるベテランガイドです。
お申込みにあたっては、スノーシュートレッキングのプログラムページに記載された内容をよくお読みください。
