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パート10:分水嶺トレイル2018 レポート「淋しいお別れ」

《ポーリンの分水嶺2018参戦記です。パート1~9はこちらから

7月14日(土) 雁坂分岐16:42到着

 

 もう疲れて、眠くて、フラフラだ。

 

でも雁坂小屋20:30の関門まで後もう数時間しかない。

 

ヤバイ、ギリギリだ。(><)

 

しかも激登りが延々と続くエグイセクションだ。間に合うか?

 

少しだけ休憩して、とにかく頑張りましょうと励ましあって、高松さんと一緒に出発した。

 

しかし・・・・・

 

ちょっと先を歩いていたら、どんどん距離が離れてしまって、とうとう姿が見えなくなってしまった。

 

 私は飼い主を待つ子犬のように、ちょっと止まって待ってみたり、ちょっと着た道を戻って見たり、

 

「たかまつさーーーーん」

 

「たかまつさーーーーん」

 

  とちょっと大声で呼んでみたり。

 

こういう長距離レースでは「ツライ波」が絶対にやってくるもの。そして今ペースがガクっと落ちてしまった高松さんはどうやらその「ツライ波」が来てしまったようだ。時間が経てば、歩いているうちに「元気な波」がまた戻ってくるけれど、関門まで間に合うのだろうか?

 

どうしよう。

 

ここで待ったら関門に間に合わなくなるかもしれない。でも高松さんが途中から復活して、ペースを上げてきたら、今度は私のほうが着いていけなくて「ツライ波」に襲われてつぶれてしまうかもしれない。

 

どうしよう。

 

荷物を少し持ってあげる?

でも、私たちチームじゃなくてお互いにソロだし・・・

 

元気が戻るまで一緒に歩いて気持ち的に引っ張るべき?

でも時間がギリギリなので元気が戻ってこなかったらどうしよう・・・

でもせっかくここまで一緒に頑張ったし・・・

 

どうしよう

どうしよう

どうしよう (><)

 

思い切って「さようなら」をすることにした。

 

「高松さん、本当にごめんなさい。自分の体力が後どのくらい持つか分からないので先に行ってますね。」

 

「雁坂小屋でまた会いましょう。」

 

 

 

 

そして再び私の長い長い一人旅が始まった。

 

~つづく~

 

 


「淋しいお別れ」番外編

山旅は人生と同じ。

素敵な出会いもあれば、淋しいお別れもある。

 

 

今回、途中で何回もすれ違ったり、一緒に歩いたのが、チームあんちゃん。

あんちゃんとは(右から2番目)昨年、PTLのロングの練習に高尾~青梅オールナイト縦走などに付き合ってもらった友達で、分水嶺の大ベテランでもあり、Tor Des Geants、Ultra Trail Monte Rosa、Laveredo Trailなどを完走している超人である。飯村さん(右から1番目)はアドベンチャーレースにも出ていて、いつどこでも会ってもとても元気。彼らのチームメイトは今回初めてお会いしたけれど、どうやら山スキーのインストラクター(?)で冬場でバリバリ活躍しているそうです。

 

雲取山やその先でフラフラしているとき、

「ポーリン大丈夫?がんばって!」

と何度もチームあんちゃんに励まされ元気をもらいました。

 

チームメンバーの足の調子が悪くなってしまい、リタイヤを決断したこちらのチームとは笠取山の雁坂分岐あたりで淋しいお別れをしました(涙)

 

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