必死に睡魔と戦いながら、奥多摩駅から雲取山に伸びる長い尾根をひたすら登る。しかし、残念ながら、どんなに頑張って戦っても睡魔に負けてしまう時が必ずやってくる。
その時、私はどのように対象していたのかをここでご説明します。
深い、クオリティーが高い仮眠を取るためには、まずは「装備」と「道具」が大事です。快眠を取る環境をしっかり整えたら、安心してしっかり寝れます。
下記は、私がぐっすり寝ている間、友達にいつの間にか撮られ、レース後送りつけられてきた写真です(^^;) こーーーのさーーーーん!!
写真を撮ってる時間あるなら起こしてちょうだいよ!笑

快適に寝るためのお勧め装備
◆快適なパジャマ
ぐっすり眠るためには快適なパジャマを着ましょう。お勧めはストレッチ性があって、しなやかな防水素材のファイントラックの「フォトン」のレインウェア上下セットです。これを着れば、どんなに寝相が悪くても大丈夫!雨が降っても大丈夫!体も冷えにくい!防寒素材の上から虫も刺せない!完璧だ!これでもうテントとツェルトなんていらないね!
◆下着
もしさらに保温性アップしたかったら、中にもう一枚薄いジャケットを着るとより保温性と防風性を高められます。写真ではちょっとだらしがない感じで着ちゃっていますが(^^;) 袖口からはみ出ている黄色ジャケットはパタゴニアのフーディニージャケット。「羽のように軽量なジャケット」(94g)とのこと。防水でもなく、防寒性が高いわけでもないけれど、柔らかくて、肌触りもよくてとても着やすい一枚です。快適な仮眠環境を作るためには最高です。
◆グローブ
「夏にグローブ?」と思いがちかもしれませんが、じつはとても大事。夏シーズン中の仮眠に必須な虫刺され予防対策です。お勧めは薄めの、ファイントラックのラピッドラッシュグローブ。通気性よし、ストレッチ性よし、フィット感よし、撥水性あり、スマホのタッチパネル対応。そして、何よりも手と指など、まったく虫に刺されませんでした。
◆超軽量ゲイター
足のほうを見てください。ちょっと見えにくいけれど赤と白とグレーのゲーターを履いています。ウルトラトレラン系の米メーカーのDirty Girlsゲーターです。とても軽くて、とても便利!走ってるとき、細かい小石や土がシューズに入るのを防げるので、いちいちシューズを脱いで鬱陶しい土石を取り出す手間を省けます。タイム短縮効果あり!仮眠中、虫刺され防止にもなります。日本ではアウトドアショップとかで売ってるのかな。確かにさかいやスポーツのシューズ館で見たことがあるとような気がします。
◆マットレス
快眠に一番大切な装備はマットです。軽量化を目指して薄いマットを使うと快適さがかなり落ちます。そして仮眠のクオリティーも落ちます。しかし、私の下に敷いてある灰色のマットをご覧ください。エバニューのFPマット100です。厚さはたったの5mmだけれど、乗っかっても地面に沈まないのでボコボコの地面でも快適に寝れます!重量は160gで100cm x 50cmのものを自分の身長に合わせて縦横カットしてさらに軽量化しました。なかなか良い。そして値段も税込み2808円でなかなか良い!コストパフォーマンス良さすぎ!これでいつでもどこでも寝室だ!
◆バグネット
そして最後に快眠のための秘密兵器、超軽量バグネットです。ニュージーの鬱陶しいサンドフライでも、カナダの強烈な蚊でも、日本の小さいくせに超痛いブヨからもしっかり守ってくれます。こんなのかぶって歩いたり寝たりしてたら、「ちょっと変な人」扱いされるかもしれないけれど、身体的にも精神的にもとても楽になります。そして何よりも、頭の周りをブンブン飛び交う蚊をまったく気にせず快眠できます!
Sea to Summit Ultra Sil HeadNetというものです。たったの32です!メーカーウェブサイトで探せなかったけれどヨシキスポーツにあったのでリンクしておきます。
注意:
1)よっぽど眠かったせいか、写真の中のザックは空きっぱなし。これは、NGです。いつ雨降ってきても良いようにザックの口はしっかりしめてください!
2)荷物・地図・ポール・ペットボトルがあちこちに投げ捨てられています。これも、NGです。寝る前に荷物を整理整頓してすぐ出発できるように準備しておくのも大事です!
レースレポートというより、ギアレビューみたいですね(^^;)
パート7のように睡魔と戦いながら、負けそうになったら上記のように完璧な環境を整え、フカフカな場所を探して目覚ましをセットして15分くらいの仮眠を取りながら進んでいました。
そして調子が悪いながら、そして間違った巻き道に行って遠回りしつつ(>_<)、関門1時間半前くらいにやっと雲取山荘に無事到着できました!!
